第10話 剣を抜く時

 カルラディア帝国は、3年と云う時間をフルクファーラントによって蹂躙され尽くした。

堪忍袋がはち切れたクルークは、兼ねてより予定していたフルクファーラントとの全面戦争へと突入する。

初戦は新型戦艦アーヘンドラッヘ級の活躍もあり快勝を収めたが、苦行は此処から始まるのであった__



「なにぃ!?反攻作戦だぁ?」


御前会議の場に、突如として宰相ティーラーの怒号が飛ぶ。


皇王「何事だ?ティーラー」

ティーラー「と、突然失礼致しました。何やら、あのカルラディアが派遣された駐留艦隊に反旗を翻し、反攻作戦に打って出たと……」

皇王「ほう?何と豪胆な連中だ。面白い」

ティーラー「ハ、ハハハハハ。左様に、御座いますね…」

右大将「宰相殿は良く笑って居られますな。この状況、貴殿の監督不行き届き。全て責任は貴方の物では無いのですかな?」

大蔵卿「……此処までの失態、どう有っても死罪は免れぬぞ、宰相!!」

刑部卿「此度の事は"国家反逆罪"を適用できますね。まぁ、それ以外に余罪は数百上がっておりますが…」

皇王「さぁ、どうするティーラーよ。流石にこの失態は如何に寛大な余と言えど見過ごせぬ物。………余の言いたいことは、判るな」

ティーラー「は、はい!必ずやこの失態、彼の国の併合をもって挽回致しましょう!!」

衛士「御前会議中失礼致します。カンツ司令が戻られ、陛下との面会を」


御前会議室へと報告に来た近衛兵が言葉を言い終わる前に、顔面蒼白となり、顔中脂汗塗れとなったカンツが会議室に侵入した


カンツ「皇王陛下!此度の失態、誠に」


謝罪を述べようとしたカンツの声を遮る様に"バン!"という銃声が鳴り響くと、扉より外にフルクファーラント人特有の青黒い血が散り、撃たれた当人であるカンツは、何が起こったのかも判らぬまま仰け反りながらその場に倒れ伏した。


ティーラー「…そこのごみは"掃除"しておけ。陛下、後は万事このティーラーにお任せを……」


ーーーヴィルディアーーー


カルラン暦9年10月18日。

カルラディア帝国では、駐留艦隊討伐を記念する式典が行われていた。


クルーク「臣民諸君!二年前、我々は海賊の襲撃を受け、止むを得ずフルクファーラント大皇国の支援を受けることとなった。彼らの目に余る横暴を間近で見てきた諸君らにとって、この日は待ちに待った日であろう。我々政権を預かる者にとっても、またこうして民の為、国の為に全力で汗をかける日が来たことは、誠に喜ばしい事と思う。そして先日、駐留艦隊討伐の為、最前線で活躍してくれた者こそ、我が帝国軍、そして警備局の隊員達だ。彼らの奮闘と無事の帰還を、盛大に讃えようではないか!」

臣民「「「帝国軍万歳!!警備局万歳!!総統万歳!!」」」

クルーク「さあ、空を見給え!この帝都の空を護ってくれた英雄達の凱旋だ!」


空を裂く轟音とともに現れたのは、空軍機の編隊である。編隊は、雁の群れの様に一糸乱れぬ陣容を見せつけた後、揚羽蝶の如く華麗で見事な演舞を披露した。

続いて、沿岸部を航行する海警局艦より祝砲が放たれる。

臣民の興奮が最高潮に達した時を見計らい、クルークが切り出す。


クルーク「そして今日、入植から8年と云う歳月を掛けて造り上げた技術の結晶を披露しよう!!」


途端、背後の海が盛り上がり、大きな水しぶきが上がった。

クルーク「見給え!!あれが我等が新たなる剣、アーヘンドラッヘ級新型戦艦だ!」

シャーフ「メインエンジン点火、アーヘンドラッヘ発進!」


発進したアーヘンドラッヘが、観衆の頭上を駆け抜ける。


ヴェルタ・シナノ「エンジン音が此処まで違うのか…。イ製コアの量産型とは言え、我が国は物凄い物を手に入れたと見える」

ヴァエト「出力は以前の数倍何て物では無いですからね。後はこれを一気に大量生産できれば文句無いんですけれど……」

ヴェルタ・シナノ「何とか都合よく行かないものかね…」


会場の大臣たちもこの新型戦艦に驚き、見惚れ、口々に感想を言い合っていた。


クルーク「シュティーア・シャーフ局長はじめ、日々新たな技術・装備の開発に尽くしてくれている技術開発局員に拍手を!」


会場からは割れんばかりの大きな拍手と技術開発局を讃える歓声が湧き上がった。

そうして、帝国の久しぶりの式典は、興奮冷めやらぬまま閉会を迎えた。


閉会後、総統は内務卿を連れ公邸へ足を運んでいた__


クルーク「臣民達は此度の勝利に湧き上がって居るが…」

マリウス「えぇ、本番は此処からでしょう。何しろ、あの大国相手に"宣戦布告"したのですから。」

クルーク「今頃彼らの元にもその情報は届いているであろうな……」

マリウス「不安、ですか?閣下」

クルーク「当たり前だ」


そう言ったクルークは、中庭に目を馳せる。

公邸の中庭では、3年前に"マズロアの巫女"と名乗る者からジークハントが引き取った、今は義娘である"イルシア・クルーク"と、マリウスの秘書であり帝国情報局員でもあるマリュリア、そして実子である息子の"ロラフト・クルーク"が楽しそうに遊んでいた。

そして、それを妻のリベルタは微笑ましそうに見つめていた。


クルーク「リベルタや、愛しいあの子達に、闘いの影響が及ぶかも知れないと思えば不安にもなろう…」

マリウス「………」

クルーク「だが、私は決してそれを表には出さない。私が不安そうに見えれば士気が落ち勝敗に影響するだろうからな」

マリウス「この戦争、彼らの為にも勝たなければなりませんね。」

クルーク「あぁ。勝つさ、必ず」


クルークとマリウスが話をして居ると、二人に気がついたのか、マリュリアが声を掛けてくる


マリュリア「内務卿、お疲れ様でした」


その声に釣られイルシアとロラフトが声を向けられた方を見る


イルシア「おかえりなさいませ、お義父様」

ロラフト「父上!おかえりなさい!!」


クルーク「ただいま、二人とも。」

マリウス「ただいまぁマリュリアぁ」


リベルタ「おかえりなさいませ、貴方。今日はお疲れ様でございました。」

クルーク「あぁ、ただいまリベルタ。」


平和な一時、只これが束の間の平和であり、直ぐ後ろには戦火が迫って来ている。

フルクを下せなければカルラディアに未来が無いと云う事は、誰もが理解していた__


ーーーフルクファーラント大皇国ーーー


ティーラー「何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ!何故!!この様な事に!!このままでは、吾輩がこれまで築き上げて来た地位も何もかもが水泡に帰すでは無いか!!」

左大将「か、艦隊を差し向けては如何でしょうか、相国様。駐留艦隊は二百にも満たぬ少数。閣下がお持ちの艦隊であればあの様な小国など一捻りで」

ティーラー「戯け!!そのようなことをして右大将らが黙って居る筈無かろうが!!!」

左大将「結果こそ全て!閣下も良く仰られているではありませんか!!艦隊を差し向け、彼奴らへ圧勝すると云う結果を持ち帰れば、この失態等消し飛びましょう!!」

ティーラー「貴様はこの立場で無いから好きに言える!!そも、勝手に艦隊を動かせば皇王陛下に行いがバレる!そうなれば、右大将らに詰められるどころの話では無くなるのだぞ!!」

左大将「良いではありませぬか!もはやこの國は閣下の思うがまま!!皇王なぞ!!」

ティーラー「……左大将、貴様、今何と言ったか?」

左大将「あっ……、も、申し訳ありません…!!」


意外にもティーラーは皇王を尊敬し上に立つ物であると認めていた。

つまり、左大将は感情の赴くママ対応を間違えた可能性があるのだ。


左大将「しっ失礼致しました…!し、しかし閣下が直に収められている星系は数多。権力規模的には…」

ティーラー「まぁ良い、陛下に艦隊移動を上奏奉る。その上でカルラディア本星侵攻の許しを秘密裏に得る」

左大将「良、良い案かと存じます…」

ティーラー「左大将。貴様は一度冷静になるべきだ。皇王陛下はこの國を治める事の出来る唯一のお方。」

左大将「……」

ティーラー「そうだな、貴様には近い内に"長期休暇"が言い渡されるであろう」

左大将「…はっ」


この密談の後、ティーラーが極秘に艦隊移動及び大艦隊によるカルラディア本星侵攻を上奏。

失態挽回の為に皇王はこれを承認。

こうしてヴィルディアに大艦隊が派遣されることとなった__


ーーーヴィルディア 宇宙軍令部ーーー


観測手「総長!星系内に予定外のジャンプ・アウト反応検知!」

シナノ「何?何処の艦隊だ!」

観測手「識別は……フルクファーラント!!総数約三千!!」

シナノ「なん…だと……。直ぐに総統府に繋げ!!連中の本格侵攻だ!!!」


フルク本格侵攻の報は直ちに総統府に伝えられ、総統府緊急対策本部が設置され閣僚陣と軍幹部が招集されることとなった__


ーーーーーー


トイアー「シナノ総長、三千と云う数字に間違いは無いのですか?」

シナノ「えぇ。ジャンプ・アウト以降増加する気配は有りませんが三千は既に越えております。閣下、どう対応されますか?」

クルーク「………戦闘は避けられないだろう。だが、戦わない道もなるべく模索しておきたい。」

シナノ「流石閣下です。只、連中が聞き入れてくれるでしょうか…」

クルーク「まぁ、耳を貸さぬだろうな。だがそれでも諦めたくはない。宣戦布告しておいて矛盾と思われるだろうがな」

ジークハント「いえ、その様な事は無いと思います。戦争下と言えども、早期終結に向けた外交努力は欠かしてはなりませんから。」

通信士「緊急電!!フルク艦隊からです!」

クルーク「何だと!!」

トイアー「内容は何か!!」

通信士「読み上げます!"ワレハフルクファーラント相国クーゲルン・デ・ティーラーデアル。皇王ノ命ニヨリ貴様達ヲコノ銀河ヨリ排除スル"です!」

シナノ「ふざけた電文を!!!!」

ヴァルター「これは最早交渉も無意味では?閣下。」

クルーク「ふむ……」

通信士「新たに映像通信!!カルラディア全土に流れています!!」

トイアー「モニターをつけろ!!」


映像にはティーラーからの降伏勧告が流れていた__


『吾輩はフルクファーラント大皇国相国、クーゲルン・デ・ティーラーである。我が國に逆らう愚かなカルラディアの民よ、貴様達に選択権を与えよう。我々に服従し隷属し生き長らえるか、そのチッポケな誇りの為にこの世から消え去るか。選択権が与えられる事は名誉な事である。我が方には貴様らを殲滅するだけの戦力がある。賢しい選択をすることを望む。……吾輩は〜』


映像は同じ事の繰り返しだった。

内容は実質的な降伏勧告。

それを受け入れぬと判って敢えて入れてくる姿に、対策本部に居る人間は怒り心頭となっていた。


タルボス「このような……このようなふざけた勧告があるか!!!!」

グラーノ「この様な馬鹿げた言葉に耳を傾ける必要は無いです閣下!!」

ジークハント「これではっきりしました。連中に和解の意思など有りません。我等には最早闘いの道しか無いかと…」

クルーク「ティーラー、其処までして我が国を滅ぼしたいか……!!」

タオブン「非常事態に備え警備局は既に臨戦態勢を整えています!!闘いましょう閣下!!」

クルーク「軍は動けるのか?」

シナノ「無論です。全軍既に臨戦態勢を整えております。」

クルーク「宜しい。全軍戦闘態勢!臣民へは国家非常事態宣言を発布!避難手順に従い臣民は所定のシェルターへ避難させよ!」

「「「はっ!!」」」


ついにカルラディアとフルク艦隊の全面衝突が起こる。

誰も口には出さなかったが、此処で滅びゆく運命なのかも知れないと誰もが感じていた__


ーーー宙軍司令室ーーー


シナノ「既に展開可能な艦隊から順次展開中であります。こちらの総数は千に満たずあちらは三千。戦略が重要になってくるでしょう。」

クルーク「宜しい。各艦隊展開完了後、国家防衛線に艦隊を配置。私も出る!」

トイアー「閣下!おやめ下さい!危険です!」

クルーク「兵が闘いに征くと云うのに黙って見ていろと言うのか貴様は!」

トイアー「そうです!!閣下はこの国の核、どれだけ防備を固めようと万が一と言うこともありますでしょう!!貴方を失えば国は崩壊しますよ!!!」

クルーク「私には親衛隊もおる!そう安安とやられはせんわ!」

トイアー「だとしてもです!!!貴方は総統と云う立場を判っておいでか!!!」

クルーク「この私が出て闘うと言っているのだ!これは総統命令だぞ内務卿!!」

トイアー「…っ、承知、致しました。……セト司令、早急に総統防備の艦隊を固めよ。親衛隊と軍の混成艦隊で構わん。決して死なせぬよう頼む…」

セト「承知致しました。直ちに考案致します。」


非常事態宣言が成されたヴィルディアでは既に軍が動き出しており、順次艦隊が進発。

総統クルークも、内務卿の静止を総統命令という強硬策を用いて突破、武装親衛隊と宙軍の混成艦隊で防備を固められたロドルフィアもヴィルディアを飛び立った__


ーーー防衛線ーーー


通信士「総統、次元潜より入電、『ワレ、潜望鏡ニテ敵艦隊ヲ補足。進路変ワラズ、引続キ観測ヲ続ケル』です。」

クルーク「了解した。第一防衛線の状況はどうなっている」

観測手「既に展開を完了しています」

クルーク「アーヘンドラッへは?」

観測手手「最前方に全艦展開中です。」

クルーク「ふむ。敵の陣形はどうなっている」

観測手「横に広く陣形を取っています。一気に押し潰す腹積もりでしょう。」

クルーク「面白い。後方の占領地艦隊をホルネリアに与え臨時で艦隊を組め。編成完了次第ホルネリア艦隊は左翼へ。グライフェンは第一艦隊を率い右翼へ展開させろ。第二艦隊は前面へ出てアーヘンドラッヘと組み込み正面を受け持たせる。」

セト「防衛線を放棄なされるのですか!?」

クルーク「敵全戦力が此処に集まっている以上、戦力に乏しい我が軍が配置を前後に分散させたとて押し負けるは必定だろう。であれば、全戦力を集め内に浸透し中から喰い破っていく。通信士、至急全艦へ伝へよ!」

通信士「はっ!!」


ーーーアーヘンドラッへ 艦橋ーーー


シャーフ「本艦は正面か」

副長「デルニラッツェ司令の第二艦隊を組み込まれるそうですね」

シャーフ「あぁ。司令もメルトラーデンから本艦へ移乗される。…しかし、これで大丈夫なのだろうか」

副長「総統の策を信じましょう。」

シャーフ「それもそうだな」


ーーーホルネリア 艦橋ーーー


ゲルベリウス「占領地の艦隊を与えられたとてこの戦力差……どうなるか。」


ーーーグライフィア 艦橋ーーー


艦長「第一艦隊と合流次第右翼から敵を叩く!」

通信士「了解!」


アーヘンドラッへ級指揮の元、全艦隊の準備が整った……


ーーー敵艦隊ーーー


艦隊指揮官「そろそろ射程圏内だ。各艦砲撃用意!」

副指揮官「砲撃用意宜し!」

艦隊指揮官「全艦砲撃始め!」


フルクファーラント艦隊からカルラディア艦隊へ向け砲撃が始まり、遂に闘いの火蓋が切って落とされることとなった。

フルク艦隊砲撃の直後、突如として艦隊先鋒が爆発を起こし、瞬く間に先鋒が壊滅状態になっていく。


観測手「艦隊前方に爆発を確認!先鋒との通信途絶!!」

艦隊指揮官「何があった!!」

観測手「状況不明!未知の敵艦からの攻撃かと思われます!」

艦隊指揮官「えぇい!何としてもその艦を探し出せ!!」


ーーーロドルフィア 艦橋ーーー


観測手「次元潜航艦より入電"ワレ、攻撃成功ス。敵先鋒二壊滅的打撃"」

クルーク「敵砲撃による我が方の被害は!」

観測手「損害無し、全艦健在です!」

クルーク「宜しい。敵の混乱に乗じて一気に畳み掛ける!相手に反撃の隙を与えるな!全艦突撃!!」


ハイ級を改造したカルラディアの次元潜航用潜層実験艦による攻撃を受けた敵艦隊は、事前に敷設されていた空間機雷と亜空間魚雷による攻撃で壊滅的状態へと変貌し、混乱は瞬く間に広がっていった。

その隙が唯一の勝機と見たクルークは全艦隊に突撃を命令。

運命の一戦へと突入していった__


観測手「全艦隊の突撃を確認」

クルーク「アーヘン3隻の状態はどうか!」

観測手「健在!アーヘンドラッヘは敵包囲下に在りながら奮戦を続けています!」

クルーク「被害は!」

観測手「軽微です!」

クルーク「流石の機動力と砲戦能力だ…」


ーーーアーヘンドラッヘ艦橋ーーー

シャーフ「アーヘンドラッヘ級は今この場に居るどの艦よりもエネルギーがある!撃って撃って撃ちまくれ!少しでも多くの敵を沈めろ!!」

副長「受け持ちの正面区域だけでも既に敵損害は馬鹿にできない状況です!対して本艦は損害軽微、大した艦ですね!!」

シャーフ「当たり前だ!技開局の威信を賭けて造り上げた艦だ!!」

観測手「両舷より敵ミサイル近づく!数7」

シャーフ「対空砲座撃ち方始め!!」

戦術長「艦首魚雷、近接信管にセット。撃て!!」


戦場に展開した1番艦アーヘンドラッヘを含むアーヘンドラッヘ級戦艦の活躍は凄まじく、敵は翻弄され士気が落ち、友軍はその勇姿に鼓舞され士気が強く上がると云う、まさに理想的な状況が巻き起こっていた。

しかし、戦いは数と云う言葉もある通り、徐々にカルラディア側が押され始めた頃、突如として戦闘宙域にジャンプしてくる存在があった。


観測手「次元震感知!!何者かがこの宙域にジャンプしようとしています!」

クルーク「何だと!」

観測手「艦隊のジャンプ・アウトを確認!識別は……マズロアです!」

クルーク「マズロア、ショーゲツ島の彼らが何故此処に…」


ーーーマズロア艦隊ーーー


「フルクの横暴には辟易していた所だ。それに、カルラディアが潰れては我々に卸される品々が手に入らなくなるのでな、助太刀と行こう。」


ーーーロドルフィア 艦橋ーーー


通信士「マズロア旗艦より入電!"義によって助太刀致す"との事!!」

観測手「マズロア艦隊数百のジャンプ・アウトを確認。ジャンプ・アウトと同時に戦闘に参加しています!」

クルーク「取引相手を助けに来てくれた…のか?」

観測手「敵艦隊壊滅的打撃を受け徐々に後退を始めています!」

クルーク「あと一息だ!一気に押し込むぞ!!」


マズロアの突然のジャンプからの参戦と言うこともあり敵の混乱は益々酷くなり、若干押され始めていたカルラディア艦隊も、マズロアの強力な援護を受け持ち直した。

そして、マズロアの突然の参戦から1時間程が経過した頃、既にそこに居たフルク艦隊は宇宙の藻屑と化していたのだった__

11話に続く

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