投稿

12月, 2025の投稿を表示しています

【極秘】カルラディア帝国 第二次防衛計画

【極秘】カルラディア帝国 第二次防衛計画  カルラン暦六年 五月  帝国軍総司令部  並びに警務省  前文  本計画は、我が国の戦力強化及びフルクファーラント大皇国の庇護下における領域拡大及びある程度の復興後に完全なる独立の回復を行う為に策定するものである。帝国各部門は、本計画に従い、戦力整備を進めること。 第Ⅰ章 本邦の現状について  我が国は、先の海賊艦隊による襲撃を受け、軍民ともに甚大な損害を被った。このような現状にあって、我が国は復興の為に、主に戦力整備に関してフルクファーラント大皇国から支援と管理を受けることとなった。  被害を受けた地域の復興に財源と労働力を投入できることとなったという点においては、我が国の利となるものであり歓迎すべきところである。他方、フルクファーラント大皇国側としては、我が国をいずれ大皇国の支配下に編入し、手先として利用するという企図のあることは、先の大皇国宰相と我が国外務大臣との会談や駐留艦隊の構成員面々の態度からしても明らかである。また、我が国は本支援プログラムの履行にあたり、独自戦力の研究開発及び整備において制限を受けることとなっており、このことが今後の我が国の防衛体制に与える影響は計り知れない。  以上の点から、我が国は表向きの第二次防衛計画の他に、内部向け極秘扱いの本計画を決定し、これに基づく戦力整備を進めていくに至った。 ① 襲撃前の戦力 ・戦闘艦艇:計201隻  ハイ級航宙駆逐艦 45隻  デストリア級前期型航宙重巡洋艦 29隻  デストリア級航宙重巡洋艦 9隻  メルトリア級航宙巡洋戦艦 2隻  クリピテラ級航宙駆逐艦先行生産型 6隻  アウフバッフェ級宙雷艇 100隻  潜層実験艦初期型 1隻  潜層実験艦中期型(ハイ級改装) 2隻  潜層実験艦後期型(ハイ級改装) 2隻  宙警局配備用保安艦艇 5隻 ・陸上装備  高出力陽電子砲台 30基 ② 襲撃時の損失  第一艦隊所属デストリア級 2隻中破  第一艦隊所属ハイ級 3隻撃沈  第二艦隊所属メルトリア級 1隻中破  第二艦隊所属デストリア級前期型 4隻撃沈  第二艦隊所属デストリア級前期型 3隻大破  第二艦隊所属ハイ級 16隻撃沈  第二艦隊所属アウフバッフェ級宙雷艇 50隻撃沈  予備艦隊所属ハイ級 9隻大破  高出力陽電子...

シーズン1総集編 

無限に広がる大宇宙_ 静寂な光に満ちた世界。 生まれてくる星もあれば、死んでゆく星もある そうだ…宇宙は、生きているのだ_ *** 母なるマゼラン、遠き故郷 今は懐かしきあの星雲に在る"ガミラス" 彼の星を離れて、もうどれ程が経つだろか…… *** 地球暦2185年。 帝星ガミラスは大きく揺れ動いていた。 純血か、融和か。拡大政策が産んだ問題は、滅びに瀕した星を真っ二つに分断しようとしている。 星が滅びへ向かっていることなど知りもしない者が大多数のこのガミラスで、融和派の超新星マティウス・デスラーの死は、純血主義の過激派にとって大きなチャンスであったのだ。 しかしそれでも、自分の信じる道を貫き、亡きマティウスの意思を継ぐ者がいた。 これは、理想へ向かい歩き続けた者たちの、闘いの物語である_ ◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤ <外伝>宇宙戦艦ヤマト2190 カルラディア帝国戦記 ―シーズン1 開拓篇― ◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢ クルーク(この星を見つける迄苦節5年…。殿下の理想を叶える為、約束を守る為と云えど、着いてきてくれた彼らには苦しい思いもさせてしまった……。ようやく見つけた、我らの新たなる光…、これを絶やさぬ様に努めねばな) 2190年1月。 5年の放浪の末シュリウシア銀河に到達した、ロドルフ・クルーク率いる旧セカンド・オーダー艦隊。神話に伝わる「白金の星の海」ことハーマリア星系での補給を経て、カラーディ星系へと向かっていた。海賊の襲撃に遭って緊急ジャンプをした先が偶然にも、ガミラスの血を生かすのに適した地であったことは、長い苦しみを耐え抜いた我らにとってはまさに、天より差し伸べられた救いの手に他ならなかった。 新天地ヴィルディアに腰を据え、ようやくひとときの休息を得た。だがその裏では、イスカンダル純製ゲシュ=タム・コアの入手や海賊次元潜航艦の拿捕、それらの発見による数々の新技術の獲得……新たな航路は、我らを急かすかのように開かれていった。 *** 我等が築くこの新帝国は、繁栄と銀河統一を実現すべく、すべての臣民と共に総力を結集し、栄光ある未来へ向けて新たなる航路にいま旅立たんとしている。この果て無き宇宙の先に、大いなる夢を見て起ち上がりし同志たちよ。この大地を強く踏みしめ、次なる大宙に我等の旗をはためかせようで...