カルラディア帝国 第一次防衛計画

 カルラディア帝国 第一次防衛計画

カルラン暦元年 三月

帝国軍総司令部

並びに警務省


前文

 本計画は、我が国の防衛力強化及び全シュリウシア統一に向けた準備を行う為に策定す るものである。帝国各部門は、本計画に従い、防衛体制の構築を進めること。


 第Ⅰ章 本邦の現状について

 我が国は、建国から間もない現時点において、今後の方針を決めるにあたり、以下に記す現有戦力及び本邦周辺での遭遇可能性が考えられる脅威を考慮し、これに対抗し得る戦力を整備することを第一の目標とする。

現有戦力 

 ・戦闘艦艇:計63隻

 ハイ級航宙駆逐艦 24隻

 デストリア級航宙重巡洋艦前期型 29隻

 デストリア級航宙重巡洋艦 4隻

 メルトリア級航宙巡洋戦艦 2隻

 クリピテラ級航宙駆逐艦先行生産型 4隻

・補助艦艇:輸送船20隻の計20隻

本邦周辺での遭遇可能性が考えられる驚異

・海賊、敵対生物、ガミラスの遠征軍及び追撃軍、その他


第Ⅱ章 本邦の方針

 我が国は、未開の地に建国してから間もない生まれたての国家である。それ故に、第一には本国の防衛を考えなければならない。しかしながら、同時に、国家の今後の発展と存続の為には人口と資源の確保が急務である。これらを早期に確保するため、我が国は将来的には、カラーディ星系外部への進出を行う。これは、敵対する実力組織の無力化と土地及び人民の制圧を主眼に置くものであり、積極的な殲滅や破壊を目指すものではない。

 我が国は、以上の方針に従い、計画遂行に必要な戦力を以下の通り位置づける。今後の装備開発及び戦力整備にあたっては、これらの要求を満たすものを企画すること。

必要な性能

・航宙兵力:ガミラス艦を大破させ得る火力及び徹底した通信の妨害を可能とする装備を搭載するもの。また、威圧の為の大口径大火力大量破壊兵器を装備するもの。ただし、後者の装備は戦略上やむを得ない場合に限り、司令官の指示のもと使用できるものとする。

・陸上兵力:敵の戦力が配備された土地に降下し、的確にこれを無力化し、制圧できる装備を搭載するもの。また、現地に降り立った我が軍の兵士の安全を確実に守ることができるもの。また、本星に配備する兵力として、本星の治安を維持し、外部からの脅威に対し対抗する最後の砦となり得るもの。

・航空兵力:敵地の制空権の確保を可能とする装備を搭載するもの。また、搭乗者の安全を確保した上で、敵戦力及び敵地に関する情報を偵察・収集可能なもの。

・水上兵力:本星の治安を維持し、外部からの脅威に対し長期にわたり対抗できるもの。

前記の性能を確保する為に必要な措置

・新技術を用いた新型機関の研究開発を含め、機関の改修

・大口径砲や速射砲の研究開発

・通信妨害機器及び長距離探知用のレーダーや通信機器の研究開発

・上記の装備を搭載可能な艦艇及び車輛の研究開発

 特に機関の改修は急務であるが、技術的にある程度の期間を必要とすると考えられる。そのため、その間の対応は別途検討を要する。

 今後装備品は、これらの方針に従い研究開発・整備・運用されなければならない。


第Ⅲ章 艦隊編成

 帝国三軍のうち、我が国の戦力の主力として運用すると予想される、宇宙軍の編成について定める。

 ヴィルディアを確保し、カラーディ星系を拠点とすることを決した現在、本星の防衛の為、従来の艦隊編成を解体し、新たに防衛艦隊と外征艦隊を編成する。

防衛艦隊

・第一防衛艦隊:計25隻

 旗艦 メルトリア級航宙巡洋戦艦 総統座乗艦ロドルフィア

 ハイ級航宙駆逐艦 10隻

 デストリア級航宙重巡洋艦前期型 10隻

 デストリア級航宙重巡洋艦 2隻

 クリピテラ級航宙駆逐艦先行生産型 2隻

・第二防衛艦隊:計24隻

 旗艦 メルトリア級航宙巡洋戦艦 メルトラーデン

 ハイ級航宙駆逐艦 10隻

 デストリア級前期型航宙重巡洋艦 10隻

 デストリア級航宙重巡洋艦 1隻

 クリピテラ級航宙駆逐艦先行生産型 2隻

・予備防衛艦隊:計14隻

 旗艦 デストリア級航宙重巡洋艦

 ハイ級航宙駆逐艦 4隻

 デストリア級航宙重巡洋艦前期型 9隻

 なお、予備防衛艦隊は第一、第二防衛艦隊の損害艦の補填に充てる。

外征艦隊

 新造艦艇の整備が十分に行われるまでの間、外征艦隊としての任務には第二防衛艦隊を充てることとする。 外征艦隊の主要な任務は以下の項目である。

(1)ハーマリア星系の確保

(2)安全宙域の資源採集地確保

(3)絶対防衛圏内の安全確保


第Ⅳ章 今後の装備整備方針

 今後五年間で我が国は、帝国軍及び警務省において下記の装備を整える計画とする。なお、この計画は時々の情勢に鑑み、適宜の修正を要する。

航宙装備

・既存艦

 ハイ級航宙駆逐艦 25隻

 デストリア級航宙重巡洋艦 5隻

 クリピテラ級航宙駆逐艦先行生産型 2隻

・新造艦

 宙雷艇 100隻

 航宙母艦 1隻

 標準戦艦建造開始目途

 潜層艦技術確立

 宙警局配備用保安艦艇 5隻

陸上装備

・高出力陽電子砲台…惑星防衛の為、経度12度毎に1基配置

・戦闘車輛…外征を見越し、戦車を中心に総計1000輛を整備

・輸送用車両…装備や人員の高速大量輸送可能な車両を必要数整備

・警察車両…治安維持に必要な種類の車両を必要数整備

③ 海上装備

・汎用小型艦 5隻

・海上拠点となり得る大型艦 1隻建造開始

航空装備

・戦闘機 400機

・艦上攻撃機 350機

・艦上爆撃機 400機

・偵察機 100機

・各種人工衛星 必要数


以上

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